von der Vogelwaide Frau Welt Blanc 2021 / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ フラウ・ヴェルト・ブラン
von der Vogelwaide Frau Welt Blanc 2021 / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ フラウ・ヴェルト・ブラン
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---以下輸入元資料より---
◾️Frau Welt Blanc 2021 / フラウ・ヴェルト・ブラン
生産国:Austria / オーストリア
地域:Niederösterreich / ニーダーエステライヒ
地区:Wachau / ヴァッハウ
品種:Riesling / リースリング 40%
Grüner Veltliner / グリューナー・フェルトリーナー 20%
Neuburger / ノイブルガー 20%
Chardonnay / シャルドネ 20%
タイプ:White / 白
アルコール度数:13%
容量:750ml
【畑】冷涼なスピッツァー・グラーベンと暑い気候のアーンスドルフ村の特級区画に位置する100 % 急斜面の畑
【栽培・醸造】手摘みで収穫。全房圧搾(マセラシオンなし)。野生酵母で発酵を行い、そのままマロラクティック発酵。澱とともに1年間熟成、80%は228リットルの木樽で熟成。無濾過・無清澄で瓶詰め。
【年間生産量】2,000本
【コメント】ブレンド、バリックでの熟成と彼らの特徴を詰め込んだフラッグシップワイン。二人にとっても最も大切なワインだと語る。 ミディアムグリーンイエローの色調。香りには黄色いリンゴ、熟したメロンなど豊かな果実味に繊細なハーブの ニュアンス。酸が高くエレガントだが、きれいに溶け込んでおり口当たりは柔らかくまろやか。樽由来の若干の 香ばしさとミネラル感がありシルキーな質感。果実の熟度と酸の高さのバランスに優れ、心地よい余韻が長く続く。
⚫︎von der Vogelwaide / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ
ダニエル・フォーゲルヴァイトとミヒャエル・ドーナバウムの二人が手掛けるワイナリー、フォン・デア・フォーゲルヴァイデ。オーストリア屈指の銘醸地ヴァッハウの南岸、人口わずか160人の小さな村、アルンスドルフでワイン造りを行っている。ミヒャエルは、ドナウ川対岸のシュピッツ村のワイン生産者の家に生まれ、自然とワインの道を志した。クロスターノイブルクのワイン学校に進学するも、寄宿舎生活が合わず、クレムスのワイン学校へ転校。そこでブドウ栽培、醸造、マーケティングを学び、卒業後はオーストリア国内や南アフリカ、ドイツのファルツなどで経験を積んだ。ワイン以外にもう一つの情熱を見つける。それがインテリアデザインだった。その奥深さに魅了された彼は、デザイン学校に進学し、新たな道を模索する。一方、ダニエルはドイツ出身で、ワインとは無縁の家庭に育った。しかし、次第にワイン造りに興味を持ち、シュトゥットガルト近郊のワイン学校へ進学。ヴァイングート・ヴェールヴァークで修行し、その後、ガイゼンハイム大学で学びながら、フランスや南アフリカの名門ワイナリーで経験を積んだ。ドメーヌ・ド・ラ・オリゾン、コント・ラフォン、シャトー・パルメ、ジャン=ルイ・シャーヴといった名だたるワイナリーでの研鑽を経て、ボルドー大学で醸造学の修士号を取得。2017年には、ウィーンのBOKU(自然資源・生命科学大学)の修士課程に進学。
オーストリアのヴァッハウと言えば、グリューナー・ヴェルトリーナー やリースリングなど単一品種を使用した高品質なワイン産地として知ら れる。しかし、フォン・デア・フォーゲルヴァイデでは多くのキュヴェ でブドウ品種のブレンドを行っている。「最初はこの地域の多くの生産 者たちに、君たちのワインは一般的なヴァッハウのワインではないと言 われた。しかし、僕たちは一般的なワインじゃなく、僕らのワインを造 りたいんだ。そして何より、単一品種のワインだけを造れるほど、それ ぞれの生産量が多くないんだ」と二人は冗談交じりに笑う。所有する畑 は高樹齢のブドウが植えられた区画が多く、14カ所に細かく分かれ、さ らに12のブドウ品種を栽培している。「僕らは自然の一部としてワイン 造りを行う。だから多様性があることが大切なんだ。」 また彼らのワイン造りも“伝統的な”ヴァッハウのワインではない。一般 的に、ヴァッハウでは熟成にステンレスタンクや大樽を使用するが、彼 らはブルゴーニュから購入した使用済みのバリックを用いる。ダニエル がドメーヌ・ド・ラ・オリゾンで、コント・ラフォン、シャトー・パル メ、ジャン=ルイ・シャーヴといったフランスの名門ワイナリーで働いていた影響が大きいのだろう。「ガレージセラーには、物理的にバリッ クしか入らなかったんだ」と彼らは笑う。 彼らのワインを飲むと、偉大な伝統があるからこそ、その枠からはみ出 す覚悟と可能性を感じる。

