コレクション: Alberto Oggero / アルベルト・オッジェーロ

アルベルトの祖父はワインを造り、動物も飼う農家だったが、彼の両親はトリノへと移り住んだ。しかし幼少時代は休みの度に祖父の家へと戻り、一緒に過ごしていたことがアルベルトの思い出として強く残っている。

2009年にワインを生業としていくことを決め、祖父の家の一階部分の牛舎を片付けて醸造所とし、6haの畑からワインを造り始める。当初は設備もそろっていなかったため、2009年と2010年の生産量は5000本ほど。2019年以降は良い年で27000本ほど生産している。ロエロの砂質土壌のワインの特徴であるエレガントさとファインさを損なわないようなワイン造りを心がけており、そのため樽の使用や醸造手法においても、醸造由来の香りが支配的にならないように気をつけている。

また、同世代のロエロの生産者と『ソロ・ロエロ』と銘打つ生産者グループを設立。栽培・醸造においての理念を共有し、同時期にワイン生産を始めた同志とともに、精力的にロエロに根付いたワイン造りを推進する活動を行う。