von der Vogelwaide Baltztanz Rosé 2022 / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ バルツタンツ・ロゼ
von der Vogelwaide Baltztanz Rosé 2022 / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ バルツタンツ・ロゼ
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---以下輸入元資料より---
◾️Baltztanz Rosé 2022 / バルツタンツ・ロゼ
生産国:Austria / オーストリア
地域:Niederösterreich / ニーダーエステライヒ
地区:Wachau / ヴァッハウ
品種:Zweigelt / ツヴァイゲルト 60%
Merlot / メルロー 40%
タイプ:Rose / ロゼ
アルコール度数:11%
容量:750ml
【畑】アーンスドルフ村周辺のレス(黄土)テラスと、リューアスドルフ周辺の砂地の土壌。
【栽培・醸造】手摘みで収穫。全房圧搾、ショートマセラシオン、野生酵母を用いて発酵、マロラクティック発酵を行い、澱とともに1年間熟成、100 %バリックで熟成。無濾過・無清澄で瓶詰め。
【コメント】彼らが南フランスのビーチをイメージして造ったロゼ。山の産地であるヴァッハウで造られている が、不思議とビーチの光景が浮かんでくる。 繊細なサーモンピンクの色調。フレッシュなレッドチェリーのほのかな香りに、イエロープラムの繊細なニュア ンス。控えめで引き締まった印象。リンゴの風味とフレッシュな酸の構成。スリムで爽やかだが、非常に構成力 が緻密で軽やかさと奥行きが共存している。直線的な酸と鉱物的なミネラルが長い余韻を演出している。
⚫︎von der Vogelwaide / フォン・デア・フォーゲルヴァイデ
ダニエル・フォーゲルヴァイトとミヒャエル・ドーナバウムの二人が手掛けるワイナリー、フォン・デア・フォーゲルヴァイデ。オーストリア屈指の銘醸地ヴァッハウの南岸、人口わずか160人の小さな村、アルンスドルフでワイン造りを行っている。ミヒャエルは、ドナウ川対岸のシュピッツ村のワイン生産者の家に生まれ、自然とワインの道を志した。クロスターノイブルクのワイン学校に進学するも、寄宿舎生活が合わず、クレムスのワイン学校へ転校。そこでブドウ栽培、醸造、マーケティングを学び、卒業後はオーストリア国内や南アフリカ、ドイツのファルツなどで経験を積んだ。ワイン以外にもう一つの情熱を見つける。それがインテリアデザインだった。その奥深さに魅了された彼は、デザイン学校に進学し、新たな道を模索する。一方、ダニエルはドイツ出身で、ワインとは無縁の家庭に育った。しかし、次第にワイン造りに興味を持ち、シュトゥットガルト近郊のワイン学校へ進学。ヴァイングート・ヴェールヴァークで修行し、その後、ガイゼンハイム大学で学びながら、フランスや南アフリカの名門ワイナリーで経験を積んだ。ドメーヌ・ド・ラ・オリゾン、コント・ラフォン、シャトー・パルメ、ジャン=ルイ・シャーヴといった名だたるワイナリーでの研鑽を経て、ボルドー大学で醸造学の修士号を取得。2017年には、ウィーンのBOKU(自然資源・生命科学大学)の修士課程に進学。
オーストリアのヴァッハウと言えば、グリューナー・ヴェルトリーナー やリースリングなど単一品種を使用した高品質なワイン産地として知ら れる。しかし、フォン・デア・フォーゲルヴァイデでは多くのキュヴェ でブドウ品種のブレンドを行っている。「最初はこの地域の多くの生産 者たちに、君たちのワインは一般的なヴァッハウのワインではないと言 われた。しかし、僕たちは一般的なワインじゃなく、僕らのワインを造 りたいんだ。そして何より、単一品種のワインだけを造れるほど、それ ぞれの生産量が多くないんだ」と二人は冗談交じりに笑う。所有する畑 は高樹齢のブドウが植えられた区画が多く、14カ所に細かく分かれ、さ らに12のブドウ品種を栽培している。「僕らは自然の一部としてワイン 造りを行う。だから多様性があることが大切なんだ。」 また彼らのワイン造りも“伝統的な”ヴァッハウのワインではない。一般 的に、ヴァッハウでは熟成にステンレスタンクや大樽を使用するが、彼 らはブルゴーニュから購入した使用済みのバリックを用いる。ダニエル がドメーヌ・ド・ラ・オリゾンで、コント・ラフォン、シャトー・パル メ、ジャン=ルイ・シャーヴといったフランスの名門ワイナリーで働いていた影響が大きいのだろう。「ガレージセラーには、物理的にバリッ クしか入らなかったんだ」と彼らは笑う。 彼らのワインを飲むと、偉大な伝統があるからこそ、その枠からはみ出 す覚悟と可能性を感じる。

