Vína Herzánovi VELTLÍNSKÉ ZELENÉ 2020 / ヴィーニャ・ヘルザノヴィ ヴェルトリンツケ・ツェレーネ
Vína Herzánovi VELTLÍNSKÉ ZELENÉ 2020 / ヴィーニャ・ヘルザノヴィ ヴェルトリンツケ・ツェレーネ
---以下輸入元資料より---
◾️VELTLÍNSKÉ ZELENÉ 2020 / ヴェルトリンツケ・ツェレーネ
生産国:Czech Republic / チェコ
地域:Moravia / モラヴィア
地域:Kobylí / コビリー
品種:Gruner Veltliner / グリューナー・フェルトリーナー
タイプ:White / 白
アルコール度数:11.5%
容量:750ml
1997年植樹。砂地、黄土。標高280~310m。
すべて手摘みでの収穫。プレスして樽で発酵。発酵後は225L~400Lのオークの古樽で熟成。11か月を澱と共に過ごします。50%はオーク樽で熟成します。ノンフィルター、亜硫酸極少量で瓶詰めです。
白桃とミネラリティ。香りは綺麗な世界がベースで、リンゴ、べっこう飴、ハチミツなど琥珀色の世界が層となり薫ります。高い酸とミネラルがもたらす清涼感と強いうま味。
さらりとした質感と、ねっとりした質感。味わいや質感においても二つの世界が共存。現在も美味しく飲めるので、多層的な風味を楽しむもよし。熟成によって多層的な世界に調和がもたらされることを楽しみに待つもよし。面白みのあるワインです。
⚫︎Vína Herzánovi / ヴィーニャ・ヘルザノヴィ
チェコのナチュラルワインムーブメントにおける第二世代。その代表的作り手です。若い3人が情感に訴える風味豊かなワインを醸します。現当主はJakub(写真右)、栽培と醸造を担います。妻のSandra(写真中央)、Jakubの妹Zuzana(写真左)が販売とコミュニケーション、Jakubのサポートを担当します。3人はパートナーとして深い信頼で結ばれています。JakubとZuzanaの父が1997年にブドウを植え、ワイナリーが始まりました。2012年に父は急逝。兄妹は突然にワイナリーを引き継ぐことになりました。Jakubは、ワイナリー(Kobylí)に近いLedniceの大学でブドウ栽培とワイン醸造を学び始めます。そこで出会ったのが将来の伴侶となるSandra。二人はサスティナブルでホリスティックなワイン作りで意気投合。新生Herzánoviの歴史が始まりました。
4.3 ヘクタールのブドウ畑での作業は、2016年よりオーガ ニック、現在はビオディナミでの栽培(認証移行中)です。 土壌は肥沃な黄土と砂地。すべて南あるいは南西向き で、畑は近くにまとまって存在しています。 醸造においてはミニマルであることを大切にしており、発 酵は自発的であること、ヴィンテージがワインに反映され ることを重視しています。無濾過で瓶詰め。亜硫酸は瓶 詰の際に必要最小限で使用。長いマセラシオンを経る 場合には使用しません。カーブの仕事がミニマルである ということは、畑での仕事が膨大になることを意味します。 つつがなく醗酵がすすんでいくためには、ブドウが栄養を たっぷりと蓄え、健全な天然酵母が多く付着していることが必須で、そのためには多くの畑での仕事を必要とする からです。
私たちはHerzánoviのワインにプラハのワインバーで出会いました。ソムリエに私たちの素性を話し、美味しい中欧ワインを色々と紹介してもらいました。その中の一つが彼らのワインです。DobraやRichard、Osickaに続く素晴らしい作り手が表れるかどうか、それが今後のチェコのナチュラルワインの未来を決めていくことでしょう。中世において最高峰のワインとして楽しまれていた中欧ワイン。ナチュラルワインとして現代に蘇りつつある高品質な中欧ワインが、一過性のものに終わるのか、本当の文化として昇華し、その地位を取り戻すのか…。