Tinessa Rubice Falanghina 2022 / ティネッサ ルビーチェ・ファランギーナ
Tinessa Rubice Falanghina 2022 / ティネッサ ルビーチェ・ファランギーナ
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---以下輸入元資料より---
◾️Rubice Falanghina 2022 / ルビーチェ・ファランギーナ
生産国:Italy / イタリア
地域:Campagna / カンパーニャ
地区:Montemarano / モンテマラーノ
品種:Falanghina / ファランギーナ
タイプ:White / 白
アルコール度数:13.5%
容量:750ml
【畑】モンテサルキオとカステルヴェネレの畑、オーガニック栽培、ペルゴラおよびコルドン、標高250 m、 北向き斜面、収量55 hl/ha、火山性の砂岩土壌、樹齢10-30 年
【栽培・醸造】収穫は手摘み。除梗後、コンクリートタンクの中で1日スキンコンタクトを行い、野生酵母を 使用してコンクリートタンクで発酵。そのままマロラクティック発酵を行い澱とともに10カ月熟成。無濾過・ 無清澄で瓶詰め。1年間瓶内熟成を行いリリース。
【年間生産量】2,500本
【コメント】カンパーニャ州で最も広く栽培されている白ブドウ品種のファランギーナ。この土地を代表する 品種のためマルコが新しく造り始めたワイン。2021年に自らの畑にファランギーナを植えたが(標高550 mの 南向き斜面)、ワインとしてリリースできるようになるまでは友人からブドウを購入している。北向き斜面の現在の畑はフレッシュさがあり気に入っているため、ある程度残すとのこと。ファランギーナ・デル・サンニ オやカンピ・フレグレイなどのDOCで知られるファランギーナは通常、軽やかでリンゴや白桃、ハーブのト ーンが中心で中程度の酸。マルコのワインでは、ブドウがしっかり熟しているため、トロピカルフルーツなどより豊かな果実味と白い花の香りが表現されている。フレッシュで引き締まった酸味とミネラル感が全体を引き締め、塩味を伴う余韻が長く続く。
⚫︎Tinessa / ティネッサ
カンパーニャ州出身のマルコ・ティネッサは、経済学を学び、ミラノで金融業界に身を置いていた。30歳頃にワインの魅力に引き込まれ、持ち前の行動力と社交性でピエモンテやブルゴーニュを中心に数多くの生産者を訪ね歩く。ブドウ栽培や醸造について、シャトー・ラヤス、コシュ・デュリ、ソルデーラ、フランク・コーネリッセンなど名だたる造り手たちから学び、自然と調和したワイン造りの本質を少しずつ理解していった。やがて、自らもワインを造りたいという想いが芽生える。ただし、彼はワイナリーの家系でもなければ、ブドウ栽培を行う家族や親戚もいない。そんな中、知人の紹介で、故郷から約50km離れたイルピニア地方のモンテマラーノにある高樹齢のブドウ畑を入手することができた。畑でのアプローチに関する知見はあったが、醸造設備が手元にない。そこで頼ったのが、面識のあったシチリアのナチュラルワイン界の第一人者、フランク・コーネリッセンだった。「場所がないなら、うちでワインを造っていいよ」という想定外の申し出を受け、2007年からの10年間、収穫したブドウをシチリアに運び、フランク・コーネリッセンのサポートを受けながらワイン造りを開始した。
高樹齢のフィアーノとアリアニコの畑から、それぞれ1種類の白ワインと 赤ワインを造り始める。ワインの名はOgnostro(オニョストロ)。カンパ ーニャの方言で”インク”を意味し、アリアニコの濃く深い色合いからイン スピレーションを得た。タウラージDOCGでは最低3年の熟成(うち1年は 樽)が義務づけられているが、マルコは師であるフランク・コーネリッセ ンから学んだ”ブドウ本来のピュアな味わいを表現する”という哲学のも と、フランク・コーネリッセンと同様、樽は一切使わない。発酵と熟成に はアンフォラやガラス容器を用いる。「樽の風味はワインの邪魔になると 考えている。だからこそ、最良のブドウを育てることに全力を注ぐんだ」 と語る。徹底した低収量(25 hL/ha)と、熟しても酸を保つというアリア ニコの品種特性を活かし、ブドウの完全な成熟を待って11月に収穫するこ とも多い。2017年、フランクのセラーが手狭になり、新たな醸造拠点を探 す必要に迫られたマルコに手を差し伸べたのが、ピエモンテの名門カッシ ーナ・フォンタナのマリオだった。「それなら、うちで造ってもいいよ」 と再び偉大な師に導かれる形で、翌年から彼のセラーで醸造を行うことに なる。その後もミラノの自宅で仲間とワインを仕込むなどの試みを重ね、 2020年には念願の自前セラーを畑近くに確保。2021年ヴィンテージから は、ようやく畑と醸造所の一体運用が実現した。

