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Prieuré Saint Jean de Bébian La Vacque 2023 / プリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアン ラ・ヴァック

Prieuré Saint Jean de Bébian La Vacque 2023 / プリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアン ラ・ヴァック

通常価格 ¥6,820
通常価格 セール価格 ¥6,820
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税込

---以下輸入元資料より---

◾️La Vacque 2023 / ラ・ヴァック

生産国:France / フランス
地域:Languedoc / ラングドック
地域:Pezenas / ペズナス

品種:Grenache / グルナッシュ 50%
   Syrah / シラー 50%
タイプ:Red / 赤
アルコール度数:13.5%
容量:750ml

【畑】ガレ・ルレ(丸石)の2区画、樹齢約50年
【栽培・醸造】全房発酵、インフュージョン(マセラシオン)4週間、32 hLの古樽で発酵、12カ月熟成
【コメント】かつての「色の濃さ=品質」というラングドックの常識に対するブノワ・ポンテニエの答えである。果皮を強く抽出せず、全房発酵による穏やかなインフュージョンで仕上げることで、色調は驚くほど淡
く、それでいて香りと味わいは圧倒的な複雑さを備える。RVFが「透明な色調にもかかわらず驚くべき複雑さ」と評した、新世代ラングドックを象徴するキュヴェ。火打石、バラ、オレンジピールを思わせる複雑で華やかなアロマ。淡く透明感のある色調からは想像できないほど奥行きがあり、しなやかな果実味とミネラルが 重なり合う。エレガンスと複雑性を兼ね備えた赤ワイン。

⚫︎Prieuré Saint Jean de Bébian  / プリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアン

南フランス・ラングドック地方のペズナス郊外に位置するプリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアン。その歴史は古代 ローマ時代にまで遡り、紀元1世紀にはローマ軍の百人隊長ベビアヌスへこの地が与えられた記録が残る。1152年には すでにブドウ栽培が行われていたことが記録され、現在もロゴに刻まれた”depuis 1152”がその長い歴史を物語っている。現在のプリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアンの礎を築いたのは、1960年にドメーヌを取得したアラン・ルーである。当時まだ大量生産ワインの産地と見られていたラングドックに大きな可能性を見出し、北ローヌの名門 Domaine Chave(現Domaine Jean-Louis Chave)からシラー、Château Rayasからグルナッシュ、Domaine Tempierからムールヴェードル、さらにChâteau de Beaucastelからも優れた系統のブドウ樹を導入。これらは現在も畑に受け継がれ、プリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアンを象徴する貴重な財産となっている。その後、La Revue du Vin de Franceの元経営者であるシャンタル・ルクーティとジャン=クロード・ル・ブランの時代を経て、ドメーヌはラングドックを代表する名門として確固たる地位を築いた。2011年にはブノワ・ポンテニエが加わり、ドメーヌ管理責任者を経て醸造を主導。現在はオーナー兼醸造家としてワイナリーを率いている。2022年には、ロシアによるウクライナ侵攻に伴うEUの対ロシア制裁により、当時のオーナーであったロシア人実業家が制裁対象となる。ドメーヌの存続が危ぶまれるなか、ブノワは自らワイナリーを引き継ぎ、900年近く続く歴史を未来へつなぐ新たな担い手となった。

プリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアンは、ラング ドック地方の歴史ある町ペズナスの郊外に位置する。地中海から約20 km内陸に入ったこの地は、温暖 な気候に加え、昼夜の寒暖差や風の影響を受けるこ とで、ブドウがゆっくりと成熟する恵まれた環境にある。所有する畑は約19 ha、49もの区画に分かれ、 それぞれ異なる土壌や樹齢、品種がモザイクのように広がっている。このドメーヌ最大の特徴は、極めて複雑なテロワールにある。古代の河川が運んだガレ・ルレ、石灰岩、そして南フランスでは珍しい火 山性の玄武岩が同じ畑の中に共存し、それぞれがワインに異なる個性をもたらしている。 ブノワは、「畑を歩けば、土壌が変わるたびにブドウの表情も変わる」と語る。 そこにはグルナッシュやサンソー、ムールヴェードルをはじめ、多彩な地中海品種が植えられ、その多くはアラン・ルーの時代から受け継がれた古樹である。ブノワが畑で何より重視するのは、「ブドウ樹は決して成熟を止めてはいけない」 という考え方だ。有機認証を取得し、ビオディナミの手法も取り入れながら、土壌を過度に耕さず、カバークロップや多様な植物を活かすことで、畑本来の生命力を引き出している。「草と戦ってはいけない。草のある土壌こそ自然なんだ。」という言葉には、その哲学が凝縮されている。また、近年は気候変動を見据え、シラーの比率を減らし、グルナッシュやサンソー、カリニャンなど、より地中海の環境に適した品種への植え替えを進めている。プリウレ・サン・ジャ ン・ド・ベビアンにとってテロワールとは、土壌や気候だけではなく、受け継が れてきた古樹と自然環境、そして未来へ畑をつないでいく人々の営み、そのすべてを含む概念なのである。

「自分自身が飲みたいと思うワインを造りたい。」ブノワのワイン造りはこの一言に集約される。かつてプリウレ・サン・ジャ ン・ド・ベビアンは、完熟した果実や力強い抽出による重厚なスタイルでラングドックを代表するグラン・ヴァンとして名を馳せた。しかし、ブノワが目指したのは、その成功を繰り返すことではない。「ラングドックでは、過度に抽出され、熟しすぎたワインはいくらでも造ることができる。でも、それは私が飲みたいワインではない。」彼が目指すのは、「味わいに満ちていながら、 飲むことそのものに喜びを感じられるワイン“Bons Vins”」。複雑さと深みを備えながらも、飲み疲れることなく自然ともう一杯飲みたくなる。それこそが、ブノワの理想とするワインである。その哲学は畑から醸造まで一貫している。「ブドウ樹は決して成熟を止めてはいけない」という考えのもと、健全なブドウを育て、 醸造では過度な抽出を避け、全房発酵や大樽・古樽を用いること で、畑の個性をありのままに表現する。また、「亜硫酸は、ワインの輝きや飲み心地、旨味を失わせてしまう」と語り、可能な限り亜硫酸に頼らない醸造を実践している。そして、ブノワが何より大切にしているのがワインの余韻である。「ワインのフィニッシュはとても重要だ。それは本や映画の結末のように、人の記憶に最も残る部分だから。」 飲み込んだあとに心が震え、自然ともう一口飲みたくなる。そんな余韻こそが、本当に優れたワインの証だと彼は考えている。歴史あるプリウレ・サン・ジャン・ド・ベビアンは、その伝統を受け継ぎながらも、ブノワの哲学によって新しいラングドックの姿を描き続けている。

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