Nikolas Juretic Mont 2023 / ニコラス・ユレティッチ モント
Nikolas Juretic Mont 2023 / ニコラス・ユレティッチ モント
受取状況を読み込めませんでした
---以下輸入元資料より---
◾️Mont 2023 / モント
生産国:Italy / イタリア
地域:Friuli-Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
品種:Friulano / フリウラーノ 80%
Malvasia Istriana / マルヴァジア・イストリアーナ 10%
Picolit / ピコリット 10%
タイプ:Orange / オレンジ
アルコール度数:11.5%
容量:750ml
【畑】クアリン・ヒル、モントーナ、ダブル・アーチ・グイヨ仕立て、標高180-200 m、森に囲まれた東向き 斜面、植密度3,000本/ha、収量45 hl/ha、ポンカ土壌、0.5 ha、樹齢57 年
【栽培・醸造】ビオディナミ農法。収穫は手摘みで行い、バスケットプレス。除梗せずにコンクリートタンク で2日間マセラシオンを行う。そのまま野生酵母を使用し発酵。コンクリートタンクにて温度管理せずに行 う。マロラクティック発酵を行い11カ月コンクリートタンク内で熟成。無濾過無清澄で瓶詰め。10カ月の瓶内 熟成を経てリリース。
【年間生産量】3,000本
【コメント】ブルゴーニュやオーストリア、イタリアのワイン生産者を訪問した際に、彼らのセラーに飾って あった空き瓶。一度見たら忘れないラベルだが、ワインを一度味わうと忘れられない。2022年ヴィンテージま で使用していたToc di Montoneという名前が畑名を連想させるとして使用できなくなった。そのため名前を変えてリリース。2022年ヴィンテージまではフリウラーノ単一だったが、2023年ヴィンテージは同じ畑のピコリ ットとマルヴァジアをブレンドした。2022年ヴィンテージに比べてフレッシュで繊細な印象。柑橘のアロマか らスタートし、ドライフルーツや軽いスパイスへと展開。フレッシュで伸びやかな口当たり。果実の凝縮感と 塩味の旨味のバランスが抜群で、ミネラルが余韻へと持続。
⚫︎Nikolas Juretic / ニコラス・ユレティッチ
イタリア・フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州、スロヴェニアとの国境付近に位置するコルモンス。ニコラス・ユレティッチはこの町で2018年からワイン造りを開始した。2020年ヴィンテージが世界一のレストランとして知られるデンマーク・コペンハーゲンのノーマにバイ・ザ・グラスで採用された。生産本数が約5,000本と限られているが、そのクオリティの高さに一躍注目を集める存在となった。たびたびメディアで「フリウリのライジングスター」と紹介される彼だが、その彼の根幹となっているのが剪定のプロフェッショナルとしてブドウ樹と向き合ってきたその経験だ。
2018年、ニコラスは家族のブドウ畑やコルモンスの樹齢の高いブドウ畑を手に入れ、念願の自身のワイン造りを開始。旧市街にある小さなセラーを借りた。「樹齢が50-110年という素晴らしい畑を入手することができた。とても幸運だ。その素晴らしいブドウを活かすのにはセラーよりも畑での仕事に注力しなければならない。畑の自然な生物多様性を保つために草刈は行わないし、カバークロップの植樹も行わない。畑に生えているのは自然に育ってきた植物なんだ。また畑の周りには多くの果物の樹がある。それによって畑に影を作り涼しさを保ってくれるんだ。」とニコラスは自身のブドウ栽培のアプローチを説明する。直接日光を防ぐため除葉は一切せず、ブドウは全て日陰で成熟させる。それによりブドウはゆっくりと成熟し、十分なフェノリクスを蓄えることができる。「収穫を遅らせることはブドウの糖、最終的なワインのアルコールが上がりすぎてしまう可能性はあるけど、それは心配してないよ。十分に熟してから収穫することによってインテンシティや複雑性を持ち、この土地を十分に表現したワインができると思うんだ。それに最終的に僕のワインはいつもバランスの取れたアルコール度数になるんだ。」
醸造に関してはフレッシュさと複雑さのバランスの取れ たスタイルを目指し、過剰に酸素に触れる長期マセラシ オンよりも短期間のマセラシオンやカルボニックマセラ シオンを好む。「この地域には、スタンコ・ラディコン のような長期マセラシオンを行い素晴らしいワインを造 る偉大な生産者がいる。実際に僕も彼から色々なことを 教えてもらっているし、彼のワインは大好きだよ。でも 自分自身が目指すスタイルは少し違うんだ。ブドウ自体 の特徴、フレッシュさを保ちつつ同時に十分なフェノリ クスの成熟に由来する複雑さ、そのバランスを大切にし たい。」偉大な先人たちにリスペクトを払いながら、自 身の道を追求している。 「フリウリはステンレスタンクを使用したフレッシュな スタイルと、長期マセラシオンを行い酸化による複雑性 を伴うスタイルがどちらも存在するユニークな地域だと 思う。僕自身はその中間を目指しているんだ。フレッシ ュさと複雑性が共存したワインを造りたい。」彼のワインを飲めばその言葉の意味がよく理解できる。

