Maurer Oszkár Bakator 1909 2022 / マウアー・オスカル バカトール 1909
Maurer Oszkár Bakator 1909 2022 / マウアー・オスカル バカトール 1909
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---以下輸入元資料より---
◾️Bakator 1909 2022 / マウアー・オスカル バカトール 1909
生産国:Serbia / セルビア
地域:Vojvodina / ヴォイヴォディナ
地区:Subotica / スヴォティッア
品種:Bakator / バカトール 100%
タイプ:White / 白
アルコール度数:11%
容量:750ml
表土は砂地、その下に泥土、黄土、石灰。スヴォティッア地区(Hajdukovo畑)。1909年に植樹された自根のBakator。Bakatorはハンガリーの古品種で、Bakaとは『戦士』を意味する言葉。昨今この品種の保護運動が始まるなど中欧で非常に注目されている品種です。手摘みで収穫されたブドウは15%ボトリティスの影響を受けています。そのブドウを開放桶で24時間のマセラシオン及び発酵、ステンレスタンクで6カ月の熟成。亜硫酸無添加、無濾過にて瓶詰め。すべての工程で重力を採用しています。入荷したては硬く閉じ、ピーキーな酸とミネラルが支配的でした。日本に入荷して1年。ワインは見事にポテンシャルを発揮しています。強い酸とミネラルに負けない、マンゴー、パパイヤ、アンズ、青りんご。パン種やアーシーな香り、ミンティさ、そして薫りの奥行きに麝香を感じます。リッチさと軽快さが同居する稀有なオレンジワインです。
⚫︎Maurer Oszkár / マウアー・オスカル
ハンガリー国境にほど近いセルビア最北の街スヴォティッ ア(Subotica)で4代続く伝統あるワイナリー。地品種の古 木を数多く有しており、中でも1880年に植樹されたKadarkaの古木は大変に貴重なもので、Jancis RobinsonのWine Grapesにはそのことについての記述をみることができ ます。 伝統あるワイナリーを引き継いだ現当主Oszkarはナチュラ ルワインへの転向をゆるやかに進め、2018年ヴィンテージ 以降は、多くのワインで亜硫酸ゼロ、極少量添加でのワイ ンづくりを実現しています。(2020よりすべてのワインで亜硫 酸無添加)
ワイナリーはセルビア北部のヴォイヴォディナ(Vojvodina)のスヴォティッア(Subotica)に6ヘクタール、セルビアの宝石とも呼ばれるフルシュカゴーラ山の麓スレム(Srem)に10ヘクタールの畑を所有しています。それぞれ人馬での有機栽培であり、良質なブドウを生産しています。両栽培地ともにカルパチア平原にあり、ベースは砂地と石灰がわずかに混ざる土壌ですが、スボティッアは砂質が深く2mに達する場所もあります。プレフィロキセラのKadarkaはそうした土壌に植えられています。スレムではドナウ川沿いに畑が広がっていて、リースリングは川岸50m付近に植えられています。火山岩混ざりの土壌。気候は温暖な半地中海性気候、歴史的にも銘醸と知られた土地です。
化学薬品の無い時代ワインはどのように作られていたのか、 この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか…。思索を続けるOszkar は古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。 様々な産地をめぐり、生産者同士でお互いのワインについ ての議論を深め、決まって最後は兄のような存在であるZsoltのいるStrekov1075を訪れます。 Raw Wineの創始者として知られるIsabel Legeronは、 Maurer Oszkarの大ファンであり、Colletive Wine seriesと いう名で世界に彼のワインを紹介しました。彼女は彼を繊 細な感性を持つ、謙虚で柔軟性のある好人物と評し、彼 とのプロジェクトを大いに楽しんだそうです。 ニューヨーク、ロンドン、デンマーク、タイetc世界のガストロミ―の中心地ですでに高い評価を受けるワインとなってい ますが、Maurer Oszkarの進化はまだ始まったばかりです。

