Maurer Oszkár Babba Ⅲ NV / マウアー・オスカル ババ
Maurer Oszkár Babba Ⅲ NV / マウアー・オスカル ババ
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---以下輸入元資料より---
◾️Babba Ⅲ NV / ババ
生産国:Serbia / セルビア
地域:Vojvodina / ヴォイヴォディナ
地区:Subotica / スヴォティッア
品種:フルミント(2021)、バカトール&メザッシュ・ファヒール(2022)、ヴェルシュリースリング(2023)
タイプ:Orange / オレンジ
アルコール度数:13.5%
容量:750ml
BabbaⅢはフルミントのキュベをまず発酵。 翌年に、バカトールとメザッシュファヒール を加え再発酵、2023年には貴腐混じりのヴェルシュリースリングを加えてさらに発酵。 3回の発酵を重ねたキュベがBabba。熟成 は500ℓの古いオーク樽を用います。無濾過、 無清澄、亜硫酸無添加にて瓶詰めです。 Babbaはシュメールの女神で豊穣をつかさどります。先祖は子供の誕生と健康を願い、 女神の加護を求め祈りを捧げてきました。 その伝統をワインに反映させたのです。豊穣の女神の名にふさわしい、香りとうまみ、 甘酸っぱさが凝縮した芳醇な液体。余韻の 心地よい苦みが印象的です。 3回目のBabbaも、秀逸の出来。情報量が 多くめまいがするほどに香りは多元的。エメラルドの色彩美をイメージさせるフランキンセンスの世界は健在で、黄色や緑の熟したフルーツフレーバーがあふれ、はちみつ、 野草、漢方、香木etc。きりがありませんね。 あまりにも素敵なワインなのです。
⚫︎Maurer Oszkár / マウアー・オスカル
ハンガリー国境にほど近いセルビア最北の街スヴォティッ ア(Subotica)で4代続く伝統あるワイナリー。地品種の古 木を数多く有しており、中でも1880年に植樹されたKadarkaの古木は大変に貴重なもので、Jancis RobinsonのWine Grapesにはそのことについての記述をみることができ ます。 伝統あるワイナリーを引き継いだ現当主Oszkarはナチュラ ルワインへの転向をゆるやかに進め、2018年ヴィンテージ 以降は、多くのワインで亜硫酸ゼロ、極少量添加でのワイ ンづくりを実現しています。(2020よりすべてのワインで亜硫 酸無添加)
ワイナリーはセルビア北部のヴォイヴォディナ(Vojvodina)のスヴォティッア(Subotica)に6ヘクタール、セルビアの宝石とも呼ばれるフルシュカゴーラ山の麓スレム(Srem)に10ヘクタールの畑を所有しています。それぞれ人馬での有機栽培であり、良質なブドウを生産しています。両栽培地ともにカルパチア平原にあり、ベースは砂地と石灰がわずかに混ざる土壌ですが、スボティッアは砂質が深く2mに達する場所もあります。プレフィロキセラのKadarkaはそうした土壌に植えられています。スレムではドナウ川沿いに畑が広がっていて、リースリングは川岸50m付近に植えられています。火山岩混ざりの土壌。気候は温暖な半地中海性気候、歴史的にも銘醸と知られた土地です。
化学薬品の無い時代ワインはどのように作られていたのか、 この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか…。思索を続けるOszkar は古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。 様々な産地をめぐり、生産者同士でお互いのワインについ ての議論を深め、決まって最後は兄のような存在であるZsoltのいるStrekov1075を訪れます。 Raw Wineの創始者として知られるIsabel Legeronは、 Maurer Oszkarの大ファンであり、Colletive Wine seriesと いう名で世界に彼のワインを紹介しました。彼女は彼を繊 細な感性を持つ、謙虚で柔軟性のある好人物と評し、彼 とのプロジェクトを大いに楽しんだそうです。 ニューヨーク、ロンドン、デンマーク、タイetc世界のガストロミ―の中心地ですでに高い評価を受けるワインとなってい ますが、Maurer Oszkarの進化はまだ始まったばかりです。

