Martissima Collio Rosso 2022 / マルティッシマ コッリオ・ロッソ
Martissima Collio Rosso 2022 / マルティッシマ コッリオ・ロッソ
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---以下輸入元資料より---
◾️Collio Rosso 2022 / コッリオ・ロッソ
生産国:Italy / イタリア
地域:Friuli-Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
品種:Merlot / メルロー
Refosco / レフォスコ
タイプ:Red / 赤
アルコール度数:13%
容量:750ml
【畑】コッリオ最北端の村メルニコの丘、森に囲まれた樹齢60年の畑、オーガニック栽培
【栽培・醸造】収穫は手摘みで収穫時に畑で選定を行う。小箱(カセット)にて収穫される。全房のままセミカルボニックマセラシオンを行う。古いバリックに移し9-10カ月熟成。その後ステンレスタンクに移し、さらに5カ月熟成。無濾過無清澄で瓶詰め。1年間の瓶熟成を経てリリース。
【年間生産量】1,200本
【コメント】もともと全房で造っていたが、このヴィンテージからセミカルボニックマセラシオンに変更。ボデガ・チャクラのようなスタイルを地元品種で表現することを目指している。チェリーやプラムなど完熟果実の香りに、クローヴや甘草のスパイスが奥行きを添える。フレッシュな果実感が印象的で、口当たりは柔らかくジューシー。丸みのあるタンニンと穏やかな酸が調和し、ほのかな樽香が複雑さを与える。
⚫︎Martissima / マルティッシマ
マルティッシマはフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州コッリオ地区出身のマルタ・ヴェニカが2019年に立ち上げた小規模ワイナリー。マルタ・ヴェニカは1920年代からコッリオでワイン造りを続ける家族経営の名門ワイナリー”ヴェニカ&ヴェニカ”に生まれる。父ジョルジョが率いるヴェニカ&ヴェニカはコッリオを代表する造り手として高品質な白ワインで知られているが、マルタはその恵まれた環境に甘んじることなく、自らの視点でワイン造りに挑む道を選んだ。幼い頃から収穫を手伝っており、18歳から本格的にワイン造りの道へ進む。ウーディネ大学でブドウ栽培・醸造学を修めた後、ガイゼンハイム大学への留学を経て、チェレット、フォラドリ、デンホフ、ピエール・ペテルスなどで研鑽。2018年にはアルゼンチン・パタゴニアのボデガ・チャクラで1年間の研修。故郷に戻った彼女は、家業とは異なるスケールで、自身の価値観を純度高く表現するためマルティッシマを立ち上げる。ブランド名は友人たちから呼ばれていた愛称に由来し、「究極のマルタ」という意味を持つ。
コッリオはイタリアとスロヴェニアの国境にまたがる丘陵地帯。アルプス山麓から流れ込む冷涼な風と、アドリア海からの温暖な影響が交差することで、ブドウは十分な成熟度を保ちながらも酸を失わない。土壌は泥灰質マールと砂岩が層をなすポンカが主体で、明確な塩味とミネラル感が現れる。彼女の畑はコルモンス近郊、南東向きの斜面に位置し、1960年代に曾祖父によって植えられた樹齢60年の古樹が中心。白品種と赤品種が混植され、畑全体が一つの生態系として機能している。「畑はコントロールするものではなく、関係を築く相手」。周囲を森林に囲まれた環境は生物多様性に富み、鳥や昆虫、微生物が土壌のバランスを支えている。オーガニック栽培を基本とし、土壌再生に重点。除草剤は使用せず、剪定枝や搾りかすは堆肥化し、自家製の有機肥料として還元する。「強すぎる処理は、畑を依存させてしまう」と、施用は必要最小限にとどめ、畑が自立していく状態を目指す。「現在はオーガニック栽培を行っている。将来的にはビオディナミに移行したいと考えているけど、焦ることはない。しっかりとビオディナミを理解し、”このビオディナミのプレパラートを使える”と言える段階に来たら、その時に取り入れればいい」と語る。
セラーにおいても、マルタの考えは一貫している。「ワインは完成品ではなく、時間とともに変化する存在」。そのため、醸造における役割は、ワインを形作ることではなく、その変化を見極めることにある。収穫はすべて手摘みで行われ、発酵は人工酵母を用いず、ブドウ由来の天然酵母に委ねられる。温度管理やバトナージュはいずれも必要最小限にとどめられ、亜硫酸塩の使用もボトリング時にごく少量のみである。「私はワインを急がせたくない。待つことが仕事だと思っている。十分な清澄時間が取れるようになったから2022年ヴィンテージからは完全に濾過を廃止した」白ワインはトカイ・フリウラーノ、リボッラ・ジャッラ、マルヴァジアのフィールドブレンド。収穫後、軽いマセラシオンのため、一晩プレス機の中で静置される。全房で圧搾後、ステンレスタンクとトノーに分けて自然発酵し、澱とともに熟成される。フレッシュな酸と塩味を骨格としながら、時間の経過とともに質感と奥行きが加わっていく構成である。赤ワインはメルロを主体に、フリウリの土着品種レフォスコを補助的に用いる。全房発酵を経て、樽とタンクで熟成され、「コッリオの土着のブドウでパタゴニアのボデガ・チャクラのようなワインを造りたかった」と、果実の明瞭さと緊張感を保ちながら、重さに傾かないエレガンスを備える。
