Maffrei Langhe Bianco 2023 / マッフレイ ランゲ・ビアンコ
Maffrei Langhe Bianco 2023 / マッフレイ ランゲ・ビアンコ
---以下輸入元資料より---
◾️Langhe Bianco 2023 / ランゲ・ビアンコ
生産国:Italy / イタリア
地域:Piemonte / ピエモンテ
品種:Riesling / リースリング 40%
Nascetta / ナシェッタ 30%
Arneis / アルネイス 30%
タイプ:White / 白
アルコール度数:13%
容量:750ml
【栽培・醸造】サスティナブル農法。収穫時およびプレッシングの際に手で選果。ダイレクトプレス。ステンレスタンクで14℃で発酵。マロラクティック発酵は行わずに6カ月ステンレスタンクで熟成。軽度の濾過を行い、ボトリング。その後5-6カ月瓶内熟成を行いリリース。
【コメント】2023VTが初リリースのワイン。アンドレアが白ワインも好きなため、ランゲ地方の白ブドウ品種を使用し個性のあるワインを目指した。出来がよくなければリリースしないと実験的に造ったが評判がよく正式にリリースすることに。ワインのクオリティが高いのはもちろん、唯一無二の個性を持つワインだと思う。このようなワインに出会うと心が躍る。メロン、パイナップルのようなトロピカルフルーツに華やかなスイカズラの香り。オレンジの皮を思わせるビターなアクセント。若竹のような爽やかなアタックに柑橘系のフレッシュな酸がミネラル感を伴いながら、中盤から後半にかけて長く伸びる。
⚫︎Maffrei / マッフレイ
ステファノとアンドレア・マスカレッロ兄弟は1927年から続くバローロの伝統的生産者の出身で幼いころからワイン造り、特にバローロが身近な存在であった。ワインを造るのは当然だと思っていた。学校でブドウ栽培と醸造を学び、卒業後はラ・モッラ村のトップ生産者ロベルト・ヴォエルツィオやチェザーレ・ブッソーロの下で経験を積む。しかし、2020年に家族内での問題が発生し、ステファノとアンドレア、そして両親はその家系を出ることを決意する。「幼いころから自分の家系がバローロを造っていることは理解していた。それでも、バルトロ・マスカレッロやリナルディ、ジュゼッペ・マスカレッロ、ジャコモ・コンテルノなどのトップと言われる生産者のバローロを飲むと次元が違うと感じていた。そして自分自身が造りたいワインは彼らのようなバローロだとずっと思っていたんだ。」家族の問題という悲しい出来事がきっかけだったといえ、ゼロから自分の好きなスタイルを追求できることになったのは幸いだとアンドレアは語る。
現在マッフレイでは約3.5 haの畑でブドウを栽培している。ネッビオーロはロッケ・デッラヌンチ ャータの目の前に位置するトリリオーネとラ・モッラ村で最も標高が高いグネゾッティの畑を所 有。グネゾッティは標高が550 m、霧が発生するエリアよりも高いため十分な日射量を得られる。同 時にコンスタントに風が吹くため空気の循環がよく病気の発生リスクを抑えることができる。低地 に比べて気温が2-3℃低く、夜間もしっかりと冷え込むためブドウは酸を保ちながらゆっくりと成熟 する。それにより、凝縮感とフレッシュさが共存したワインが生まれる。 土壌の組成は50%砂質土壌、30%石灰岩土壌、20%粘土。ランゲは粘土の量が多いのが一般的だ が、標高が高い畑は若い(隆起が遅い)ため砂が多くなる。「僕はワインを通じて土壌に語らせる ことが重要だと考えている。」とアンドレアは自身の哲学を説明する。マッフレイのネッビオーロ を飲むと畑を思い出す。