Julian Haart Haart Riesling 2023 / ユリアン・ハールト ハールト リースリング
Julian Haart Haart Riesling 2023 / ユリアン・ハールト ハールト リースリング
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---以下輸入元資料より---
◾️Haart Riesling 2023 / ハールト リースリング
生産国:Germany / ドイツ
地域:Mosel / モーゼル
地区:Piesport / ピースポート
品種:Riesling / リースリング
タイプ:White wine / 白ワイン
アルコール度数:11.5%
容量:750ml
【畑】サスティナブル栽培。ピースポート周辺の畑。スレート土壌。標高100 m。南西向き斜面。樹齢30-40年。 アインツェルプファール仕立て(棒仕立て)。10,000本/ha。40-45 hL/ha。
【栽培・醸造】手摘みで収穫。バスケットプレスを行い、ステンレスタンクにて9-10度で野生酵母を用いて発 酵。マロラクティック発酵は行わず、清澄・濾過を行いボトリング。
【残糖】5.4 g/L
【コメント】ユリアン・ハールトの名刺代わりとなるドライリースリングのエントリーワイン。このワインを飲むだけで、彼が世界的に評価されている理由が分かる。 柑橘系のフレッシュで爽やかな印象に、スモーキーさとハーブの香りがアクセントとなっている。砕けた岩のような鉱物的な風味も。 引き締まっていて、的確で食欲をそそる酸が中心。素晴らしい引き締まりと長い余韻。
⚫︎Julian Haart / ユリアン・ハールト
ハールト家は1337年からモーゼルのピースポートでワイン造りを行っており、モーゼル地方で最も古いワイン生産者の家系の一つとされている。ユリアン自身は料理人としてキャリアを開始。トリーア近郊のハラルド・リュッセルのもとで学び、その後クラウス・エルフォルト(当時ドイツ国内でわずか10名しかいなかった三つ星シェフの一人)のもとで修業を積んだ。修業中、レストランのオーナーがテイスティング用のワインをスタッフと共有し、意見を求めていたことがきっかけで、彼は間もなくワイン造りに対する情熱を見出すことになる。ナーエ地方のヴェルナー・シェーンレーバー、モーゼルのハイマン=レーヴェンシュタインで経験を積み、ザール地方ではエゴン・ミュラーのシャルツホーフの神話的なワインと出会う。そして彼に最も大きな影響を受けたのが、ラインヘッセンのクラウス=ペーター・ケラーのもとで過ごした2年間であった。この経験は彼のワイン造りに決定的な影響を与え、現在でもケラー家との深い絆を築いている。彼のワインは2010年のデビューから瞬く間にスターダムを駆け上がった。その経歴は興味深いものだが、当然品質の高さにおいて世界中のコレクターたちが彼のワインを求めるのは理解できる。サッカーカタールW杯のファーストクラスおよびVIPラウンジでは、参加国のトップワイナリーのワインが提供されたが、ドイツから選ばれたのは、ケラー、エゴン・ミュラー、そしてユリアン・ハールトであった。
ユリアン・ハールトでは現在計5 haの畑からクヴァリテーツヴァイン (Qualitätswein)と プレディカーツヴァイン(Prädikatswein)という2 つのカテゴリーでワインを生産している。特筆すべきことに、ユリアン はプレディカーツヴァインにおいてカビネットに注力している。プレデ ィカーツヴァインの中で最もエクスレ度の規定が低いカテゴリーである が、それでもユリアンのワインが凝縮感と複雑性を備えているのはブド ウの糖度よりも、アロマや果皮の成熟に重点を置いているからと感じ る。熟しても酸の高さを保つリースリングという品種において、この熟 度を感じさせるスタイルが彼のワインの特徴であるバランスの良さを際 立たせているように感じる。また、それらが異なる区画や樹齢を表現し ているのも興味深い。 カビネットにおいて彼ほど多く、ワイン評価誌で 100 点満点を 獲得して いるドイツの醸造家はいない。彼は2010 年にワイン造りを始めたばかりだが、すでに3回も100 点を獲得している。 畑では伝統的なアインツェルプファール仕立て(棒仕立て)を採用して いる。ハート形に結わえた母枝から伸びる新梢を杭に固定する手法で機 械化が難しくすべて手作業で行う必要がある。この方法により、果汁糖 度の上昇が抑えられながらも、生理的完熟によってアロマがしっかりと 成熟した状態のブドウが収穫できる。
