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Formiche Ansonica Costa dell'Argentario 2022 / フォルミケ アンソニカ・コスタ・デッラ・アルジェンタリオ

Formiche Ansonica Costa dell'Argentario 2022 / フォルミケ アンソニカ・コスタ・デッラ・アルジェンタリオ

通常価格 ¥6,820
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税込

---以下輸入元資料より---

◾️Ansonica Costa dell'Argentario 2022 / アンソニカ・コスタ・デッラ・アルジェンタリオ

生産国:Italy / イタリア
地域:Toscana / トスカーナ
地区:Maremma / マレンマ
品種:Ansonica / アンソニカ
タイプ:White / 白
アルコール度数:12.5%
容量:750ml

【畑】コスタ・デッラ・アルジェンタリオ、海岸沿いの2 haの畑、ダブル・グイヨ仕立て、4,500本/ha、ビオ ディナミ栽培、収量5 t/ha、洪積世の海洋堆積物を含む赤い砂質土壌、樹齢30年
【栽培・醸造】収穫は手摘み。ブドウの成熟パターンが異なるため3回に分けて収穫。ホールクラスターで優 しくプレス。少量の潰したブドウの自家発酵種(Pied de cuve)を加え、最初に収穫したブドウは古いバリックで 発酵を行い、残りのブドウはステンレスタンクのみで発酵を行う。発酵後、タンクをブレンドし3週間澱の上 で熟成。軽いフィルタリングを行いボトリング。
【トータルSO2】26 mg/L
【年間生産量】8,000本
【コメント】ローマの名店Roscioli。ローマ料理のお店でカルボナーラが有名だが、ワインリストもさすがの ラインナップ。クラシカルなワインのバックヴィンテージから新しいトレンド生産者まで幅広く揃えられてい る。そこでソムリエールのカタリーナに勧められたのがフォルミケのアンソニカだった。「抜栓直後は閉じて いるからゆっくり飲んでね。」その状態でも美味しかったが、1時間後その言葉の意味が分かった。ローマの 思い出がフォルミケとカタリーナのどや顔になった。スキンコンタクトを行わないが濃い黄色。レモン、花梨 やリンゴなどのアロマにスモーキーな印象。アルコールが12.5%であるが、口当たりはふくよかで丸みがあ る。塩気を感じさせるミネラルと旨味が中盤から余韻にかけて長く続く。フィニッシュはレモンの風味とビタ ーオレンジ。。

⚫︎Formiche / フォルミケ

「一緒にワインを造ろう!」シモーネ、ジジ、ディラン、そしてもうひとりのシモーネ。4人の友人はワインで高揚した気分にまかせ固いハグをした。しかし、ただお酒の勢いに任せ決めたわけではない。彼らには確信があった。3人はワインメーカー、1人は農学者である。シモーネとディランは大学で醸造を学んでいた時に同期として出会った。そしてもう一人のシモーネとジジは以前からの友人であった。トスカーナに集結する前、彼らは世界のさまざまな場所で出会い、経験を共有してきた。もともと友人で会った彼らはこの経験をもとにより一層の結束を高めた。月に1回、夕食をとりながら様々なワインのブラインドテイスティングを行っていた。ああでもないこうでもない、彼らはそれぞれのワイン造りを超えて、本音で意見を交わせる関係になっていった。彼らは皆、同じ感情、同じエネルギー、同じビジョン、同じ夢を共有していることに気づいた。「この仲間でワインを造りたい」4人それぞれの胸に小さな思いの種が目を出し始めていた。

そして彼らの心に浮かんだ土地とブドウただ一つ、トスカーナの沿岸マレンマ地区。みんながこの付近に住んでいたこともあり、場所は自然と決まった。そしてその土地を表現する晩熟の白ブドウ品種アンソニカ。アンソニカはマレンマ地方、特にアルジェンターリオ岬やジリオ島の沿岸部で何世紀にもわたって栽培されてきた。しかし、いざ彼らのプロジェクトを始めようとするとそのハードルは非常に高かった。この地では長い歴史を持つアンソニカであるが、現代ワイン市場では凡庸なブドウ品種として重要視されてこなかった。多くがシャルドネなど国際品種に植え替えられてしまっていたのだ。だが彼らにはこの土地を表現するためにアンソニカ以外の選択肢はなかった。それまで重要視されていなかった品種のため、彼らの求める品質に達するアンソニカの畑はなかなか見つからなかった。しかし、彼らは妥協できなかった。「それぞれのプロジェクトとは別に自分たちが好きなワインを造る。ならば細部まで徹底的にこだわる。何しろアンソニカというブドウは僕たちと同じこの土地で育つブドウなのだから。」畑を探して2年が過ぎた。土壌の専門家であるディランはこのエリアの土壌組成を調査した。そしてアンソニカと相性が良いとされる赤い砂質土壌が顕著にみられる土地を発見した。ついに出会った2 haの畑。この時点で既に4人はこの土地に決めていた。すぐさま土地の所有者に畑を貸してくれるように交渉した。「初めて見たとき、しばらく手入れされていなくて荒廃した感じだったけど、不思議なことに全員が直感的にここにしようと感じたんだ。これまで探し続けてきた時間はこの畑を見つけるためだったんじゃないかという気になったよ。」マレンマ海岸の南、カパルビオと呼ばれる町で、海からほんの数kmのところにある。樹齢30年以上のブドウの木は、非常に心地よい潮風を享受し、気温の急上昇を和らげ、一年中一貫して健全なブドウ樹を保つのに役立っている。彼らは自分たちの手と剪定鋏、そして徹底的なこだわりを持ってブドウ畑を生き返らせた。

「フォルミケ」という名前には二つの意味がある。「トスカーナ沖に浮かぶ非常に小さな島々」と「アリ」。単独で自分の体重の100倍もの重量を持ち上げる強い力を持っていながらも非常に強力的で組織的であるアリを、それぞれのプロジェクトを行いつつも、同じ目標に向かって協力する自分たちに重ねていた。「僕たちは一人ひとりがそれぞれのプロジェクトを持ち自立している。それでも一緒にプロジェクトを行うのは、この4人だからできること、この4人じゃないとできないことがあると思うから。」 彼らは生産者として、そしてトスカーナ人として、彼らにとってアンソニカが何を意味するのかをワインを通して表現する。

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