Chiara Condello Predappio Sangiovese 2022 / キアラ・コンデッロ プレダッピオ・サンジョヴェーゼ
Chiara Condello Predappio Sangiovese 2022 / キアラ・コンデッロ プレダッピオ・サンジョヴェーゼ
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---以下輸入元資料より---
◾️Predappio Sangiovese 2022 / プレダッピオ・サンジョヴェーゼ
生産国:Italy / イタリア
地域:Emilia-Romagna / エミリア=ロマーニャ
地区:Predappio / プレダッピオ
品種:Sangiovese / サンジョヴェーゼ
タイプ:Red / 赤
アルコール度数:13.5%
容量:750ml
【畑】プレダッピオ、5 ha、コルドン仕立て、南向き、5,500本/ha、オーガニック栽培、標高150-300 m の3つの区画をブレンド、石灰岩・粘土・砂岩を含む土壌で区画ごとに比率が異なる。樹齢40-50年
【栽培・醸造】収穫は手摘み。セラー内での作業はグラヴィティ・フローにて行う。15-25日の長期マ セラシオンを行い野生酵母を用いて発酵。35 hLのスラヴォニアンオークで1年熟成。無濾過で瓶詰めを 行う。
【コメント】2021年にキアラの隣の畑を隣人が手放したことで、新たに1 ha区画が増えた。1年間ビオディナミに転換するためキアラのワインには使用せず他生産者へ売っていたが、2022年ヴィンテージからプレダッピオに使用されることとなった。 2022年は春から暖かく、芽吹きが早く始まったため、全体的にシーズンが前倒しになった。収穫はキア ラにとって最も早い9月9日に行われた。暑く乾燥した年だったが、6-8月にかけて3度の重要な降水があ り、過熟ではなくバランスの取れたヴィンテージに仕上がったと語る。抜栓直後から溢れんばかりの豊 かな香り、柔らかく親しみやすいテクスチャー、それでいて酸と鉱物的な塩味が洗練されたエレガント な印象を与える。まだ果実味の濃さと硬さがあり、美しい飲み頃を迎えるまでできれば2-3年は置いて いただきたい。
⚫︎Chiara Condello / キアラ・コンデッロ
キアラ・コンデッロはイタリア北部エミリア-ロマー ニャのプレダッピオに4.8ha畑を所有。2015年のデビ ューから2ヴィンテージ目でガンベロ・ロッソ最高評 価のトレビッキエリを受賞するなど「エミリア・ロマ ーニャのライジングスター」「次世代イタリアワイン の先導者」 と様々なメディアで評され、若手ながら も早くから注目されている女性醸造家である。古くか らサンジョヴェーゼの産地であるプレダッピオで彼女 はサンジョヴェーゼのみを栽培しており、サンジョヴ ェーゼにこだわりワイン造りをしている。
プレダッピオのワイン造りの歴史はエトルリア時代にまで遡り、ローマ時代や中世にはベネディクト派の修道士たちがブドウ畑を耕し、典礼用のワインを造っていた。しかし、19世紀後半から20世紀にかけて、フィロキセラや工業化によって、伝統的な農法の多くが放棄され、地元のワイン栽培は急激に衰退した。キアラは家族の経営するワイナリーに入社して以来、地元の生産者や農家と知り合いになったが、彼らの多くは手入れの大変さと収量の低下から古いブドウ樹を引き抜こうとしていた。彼女は躊躇いなく成熟した区画を所有する機会に飛びついた。畑にはすべて、プレダッピオ原産のサンジョヴェーゼ・クローン、“サンジョヴェーゼ・ディ・プレダッピオ”が植えられている。このクローンは、モンタルチーノやトスカーナで一般的なサンジョヴェーゼ・グロッソ・クローンに比べ、皮が厚く、小さく分散した実をつける。サンジョヴェーゼ・ディ・プレダッピオはまた、非常に鮮やかな色をしたワインを生み、若いうちははっきりとした果実味を持つ。キアラはこのクローンを守ることを信条としている。
ボローニャの南東エリアでは、アペニン山脈のふもとからアドリア海まではわずか数十kmしか離れていな い。沖積土から粘土、砂岩、岩石が混ざった土壌に変わる。標高が高くなり、大陸と地中海の影響が組み合 わさることによって、プレダッピオのサンジョヴェーゼにとって完璧な環境を作り出している。この地では 1383年からサンジョヴェーゼが植えられていたと文献が残っている。キアラの畑が位置するプレダッピオの標 高は150-350 m、アドリア海からは20-25 kmほど離れ、アペニン山脈との中間地点となる。そのため日中は海 からの温かい風、夜は山から吹き下ろす冷たい風によって非常に気温の日較差が大きくなる。現地に行くと 樹々が傾き、風の強さを実感できる。気温の日較差がブドウに熟度と酸を与え非常にバランスのとれたエレ ガントな仕上がりとなる。キアラは化学肥料を一切使用せずオーガニック農法を実践、畑で使用するビオデ ィナミ用プレパラシオンも自ら作成している。 土壌は粘土質が主体で、標高が上がるにつれミネラルや砂質、硫黄の含有量が増える。キアラの畑で印象的 なのは青々と茂っているハーブと柔らかい土壌。「ハーブの根によって、土中にスペースがうまれ柔らかい 土になるの。土壌の圧縮を防いでくれるし土壌中の温度を低く保ってくれる。温暖化によって水不足など 様々な変化が起こっているけど、私がブドウにできるのはどうやってこの変化に対して自分を守り、耐え、 適応していくかということ。理解し助けてあげることで甘やかすことではないの。」 とキアラは教えてくれ た。

