Bencze Birtok Kéknyelű 2021 / ベンツェ・ビルトック ケークニェルー
Bencze Birtok Kéknyelű 2021 / ベンツェ・ビルトック ケークニェルー
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---以下輸入元資料より---
◾️Kéknyelű 2021 / ケークニェルー
生産国:Hungary / ハンガリー
地区:Hegymagas / ヘジマガス
品種:Kéknyelű / ケークニェルー 100%
タイプ:White / 白
アルコール度数:12%
容量:750ml
海抜180m。玄武岩、凝灰岩、砂岩、表土は褐色森林土。templomdombi(教会の丘の意)の区画より。へジマガス近隣、バダチョニ地方で伝統的に栽培されてきた品種。晩熟で病気に弱く、雌雄異株であることも影響し、多くの生産者が栽培を放棄しました。しかし、無二の芳香に魅了されたイシュトヴァンは2016、17、18年に植樹。大事に育ててきました。いまやBenzceの代表的白ワインの一つとなっています。畑での選果後、房を垂直式空気圧プレスで直接圧搾。果汁を一晩静置した後、Stonewarevessel(炻器)で発酵。11か月の熟成。特に優れた二つの炻器をブレンドして、ステンレスタンクで3か月の熟成。2022年11月に無清澄、無濾過、亜硫酸無添加で瓶詰め。瓶内でさらに3年熟成された後リリースされました。21年は20年をスケールアップしたワイン。熟した柑橘はレモンに青ゆず、グレープフルーツ。徐々に青パパイヤ、レモングラス。ミネラルは塩味を感じるほどに強く、うま味は上質な貝類の様。うま味の集中は苦みを感じるほどの凝縮です。乳酸系のアフターテイストは健在で、アロエの風味と共にドライなフィニッシュを迎えます。15秒を超える長い余韻。。
⚫︎Bencze Birtok / ベンツェ・ビルトック
SZÓLÓの当主であり醸造家のTímea Élessは、トカイ地方 タリヤ(Tállya)村で生まれました。彼女の祖父母は地元 のブドウ畑で収穫や接ぎ木の作業をしており、彼女自身も幼い頃からブドウ畑で農作業にかかわることで、ブドウへの愛情が自然に育まれていきました。紆余曲折あり、2009年祖父の0.3 ヘクタールの土地を引き継ぐ機会が訪れます。Tímeaと夫のTamásは、家族が所有していた土地も含め、周辺地域で追加の区画をゆっくりと購入し、同時にワイン造りを始めます。 2014年がファーストヴィンテージ。Tímeaは、最初からブドウの生命力と生物多様性を維持するために有機栽培を実践しました(2015年オーガニック認証)。現在はビオディ ナミに移行(2021年Demeter)。ワインを自然との関係性の表現としてとらえ、自然との調和が達成されたときに良いワ インができるのだと信じています。
トカイは火山性土壌を主とします。SZÓLÓが所在するタリヤ村の畑は流紋岩質凝灰岩を主として、畑によって微妙に土壌構成が変わります。現在は約10ヘクタールの土地を所有しており、フルミント種、ハルシュレヴェリュ種をメインにSárgamuskotály(ミュスカ・ブラン・ア・プチグラン)、Kabar(ハルシュレヴェリュとブーヴィエの交配)などを栽培。もっとも古いフルミントは樹齢60~80年です。伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワインの生産者はごくわずかです。そんな中でTímeaは伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナチュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はそのエレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。彼女もまたStrekovのZsoltを尊敬しています。ハンガリーにおけるStrekovの存在の大きさを感じますが、Zsoltのヴェルシュリースリングを使ったワインを特に愛しているそうです。またBenczeやMauerとも交流があります。良い生産者は良い生産者を知る。まさにその通りだと思います。
