Bencze Birtok AUTOCHTHON RED 2022 / ベンツェ・ビルトック オートクトン・レッド
Bencze Birtok AUTOCHTHON RED 2022 / ベンツェ・ビルトック オートクトン・レッド
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---以下輸入元資料より---
◾️AUTOCHTHON RED 2022 / オートクトン・レッド
生産国:Hungary / ハンガリー
地区:Hegymagas / ヘジマガス
品種:ケック・バカトール、ケックフランコシュ、 Hajnos kék' (Gouais Noir?)、カダルカ
タイプ:Red / 赤
アルコール度数:11%
容量:750ml
粘土、砂、砂岩、玄武岩、石灰岩の岩盤。 すべてのブドウを別々に醸造。22年11月にブレンドして澱引き、stoneware vessel(炻器) に移し11か月の熟成。無清澄、無濾過、亜硫酸無添加で2023年8月末に瓶詰めです。 各キュベの発酵方法 ①ケック・バカトール(47%):50%は房ごと直接圧搾した果汁、50%は房のままのフロテーション(浮遊式発酵) ②ケック・フランコシュ (31%):半分は直接圧搾果汁として発酵、 残りは房ごと発酵 ③Hajnoskék (13%): 50%は踏み潰した果汁、50%は房のままの フロテーション ④カダルカ(9%)は、50%の踏み潰し果汁、40%の手摘み除梗果実、 10%の房ごとでフロテーション。 うす濁りのピンクががった赤。梅やアセロラ、 ほおづき、若い桃、ピンクグレープフルーツ、 でんすけすいか。Benczeにとって、オートクト ンとは地品種に制約した即時の美意識の表 現であり、ブドウはヴァラエタルワインと同等の品質のものを使っています。チャーミングというには、複雑すぎる。この強烈なクオリティーこそがBenczeのスタートラインです。
⚫︎Bencze Birtok / ベンツェ・ビルトック
SZÓLÓの当主であり醸造家のTímea Élessは、トカイ地方 タリヤ(Tállya)村で生まれました。彼女の祖父母は地元 のブドウ畑で収穫や接ぎ木の作業をしており、彼女自身も幼い頃からブドウ畑で農作業にかかわることで、ブドウへの愛情が自然に育まれていきました。紆余曲折あり、2009年祖父の0.3 ヘクタールの土地を引き継ぐ機会が訪れます。Tímeaと夫のTamásは、家族が所有していた土地も含め、周辺地域で追加の区画をゆっくりと購入し、同時にワイン造りを始めます。 2014年がファーストヴィンテージ。Tímeaは、最初からブドウの生命力と生物多様性を維持するために有機栽培を実践しました(2015年オーガニック認証)。現在はビオディ ナミに移行(2021年Demeter)。ワインを自然との関係性の表現としてとらえ、自然との調和が達成されたときに良いワ インができるのだと信じています。
トカイは火山性土壌を主とします。SZÓLÓが所在するタリヤ村の畑は流紋岩質凝灰岩を主として、畑によって微妙に土壌構成が変わります。現在は約10ヘクタールの土地を所有しており、フルミント種、ハルシュレヴェリュ種をメインにSárgamuskotály(ミュスカ・ブラン・ア・プチグラン)、Kabar(ハルシュレヴェリュとブーヴィエの交配)などを栽培。もっとも古いフルミントは樹齢60~80年です。伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワインの生産者はごくわずかです。そんな中でTímeaは伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナチュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はそのエレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。彼女もまたStrekovのZsoltを尊敬しています。ハンガリーにおけるStrekovの存在の大きさを感じますが、Zsoltのヴェルシュリースリングを使ったワインを特に愛しているそうです。またBenczeやMauerとも交流があります。良い生産者は良い生産者を知る。まさにその通りだと思います。
